私と長坂秀佳
長坂秀佳と言えば特捜最前線の脚本家として有名ですが、私は観ていなかったのでサウンドノベルの生みの親という認識が強いです。
確かに弟切草は画期的な発明だったと思いますが、それほど広がりのある作品では無いのが残念なところ。
とは言え、これに比べればかまいたちの夜なんか単なるアドベンチャーゲームだ。
「街」なんかは、シナリオに乗れなかったり、実はクリアを目指すのではなくバッドエンドを探すゲームだというのに気づかないとつまらなかった人も居たようですが*1、全然主人公Aと接点のない主人公Bの行動でAの人生が狂ってしまうシステムは大変おもろかったです。*2
続編は絶望的な感じで残念至極。
そして特撮の脚本家としても有名ですね。
キカイダーでは人気の高いハカイダー関連のエピソードを軒並み手がけていたと思います。
もっとも自伝を読むと、高い自己顕示欲バリバリで嫌な人間なんだろうなーって思いました(笑)
まあ生き馬の目を抜くテレビ業界で生き残るにはそれくらいアクが強くないと成功できないのかもしれませんけどね。
キカイダー漫画版の文庫版の解説で、
続編のタイトルを決める会議でキカイダーゼロワンなんてありきたり名前よりもゼロワンキカイダーというタイトルを付けたくて、彼が一人で何時間も粘った、というエピソードが紹介されていますが、その時石森先生から「いい方に決まると思うから」と言われて、石森先生も自分を応援してくれているんだな、と思ったと言う事が書いてありましたが…いや、いい方に決まったのと違いますか?(笑)
ちゅうか石森さんもイヤミで言ってるように取れなくもない。
才能ある人だとは思うんですよ。
でも、それだけはずかしげも無く自慢テンション満載の自伝を書く人もゲーム版の彼岸花に関しては歯切れ悪いのよねー
中村光一、偉大なりってことか