根性論

本文とは関係ないが、石ノ森作品を萬画って呼ぶのはいい加減で勘弁してやれ(笑)

仮面ライダー 本郷猛の真実 (ぶんか社文庫)

仮面ライダー 本郷猛の真実 (ぶんか社文庫)

雑誌インタビューとかで、事故からの復帰の話になると大体「今の若い人たちはもっと…」という説教に展開していくので、正直「またかよ」と年寄りの昔話を聞かされる感で辟易するのですが、本書は藤岡弘のみならず番組スタッフにも話が及んでいて

作品に掛けるそれぞの思いがスパークして名作を生み出したのだなぁ、と読んでいて目頭が熱くなることも(笑)

結局の所ヒーロー大好きっこなのだわ、俺



事故からの復帰だけでなく、現場放棄の方もちゃんと書いてるあたりも潔い。



しかし文庫版で追加された部分は、現代社会とショッカーについて大まじめに語っていて、もう真剣なのかネタなのか読んでて解りません(笑)

ショッカーは主義主張を持って戦っている。その主義に命をかける姿勢は、私は理解できるんですよ。しかし傍観者は真剣に生きようとしていないと思うんです。そういう態度で生きている者の方が、ショッカーより性質が悪いと思います。

煽ってるなぁ、まあこの本買うような人がこれを読んで

「よーし、俺も反米テロに命をかけるぜ!」

とか鼻息荒くするとも思えませんが…