炎神戦隊ゴーオンジャー&仮面ライダーキバ

土曜は仕事だったんで初日は見に行けないし、もうすぐ夏祭りだし、盆明けたら猛烈に忙しくなるからしばらく見に行けないかなーとか思ってたが、仕事から帰って上映時間を調べてみたら最初の数日は19:25の回があるとのことでシャワーも浴びずにお出かけしてきた。
 
でもやっぱり子供番組の映画見てぼりぼりポップコーンをむさぼり食う音とか、ドラマパートに入ったのでわめき出す子とか、静かにしなさいとたしなめるお母さんの声の方がむしろ気になったりとかそういうのが控えめで残念っちゃ残念だな。
以下ネタバレ御免で感想やる。
この年になると物忘れが激しくてのう。なるだけ早いうちに記憶のフックを作っておかない事には…
 
 
炎神戦隊ゴーオンジャーBUN BUN!BANG BANG!劇場BANG!>
ツマンネ。
おいしい要素はあるんだけど、材料をテーブルの上に並べただけで料理として成立していない感じ。
まあ尺が短いのはわかるんだけど、それならその尺に収まりきれない要素はどんどん切り捨てるべき…
て、この感想は観てる俺が全員に見せ場が回ってくる今の戦隊ものに馴れすぎたって事でもあるのか。
一応赤が活躍するヒーローものとしては成り立って居るような気がしなくもない。
 
でもそれは現役でゴーオンジャーを応援してるちびっ子も同じでしょ?
鯨教官映画の間ずっと割れ目に挟まれっぱなしとか引くわ!
 
と言うことで見せ場はやっぱここってことになるのか?(笑)

 
仮面ライダーキバ 魔界城の王>
とぐったりしてるとこちらは結構面白かった。
タイムスリップで過去のお父さんが現代にやってくる、というシンプルな構造はいつもは日曜だから眠ってるお父さんが見てもわかりやすい…
というかこれどうかするとテレビ本編よりおもしろいぞ!
 
まずは生身でレジェンドルガに挑むが苦戦する恵(相変わらず痛そうなやられ芝居です)に向かって「相変わらず役立たずだな、君は」と言い捨ててイクサに変身するが瞬殺される名護さんの図で掴みはバッチリだ!相変わらずだな、名護さん!
 
で、わざとらしく登場するオロナミンCとか、その直後のそれはむしろリポDじゃねえの?とか、こりゃ音也時々趣味で女装してるんだなって展開とかいつものネタ番組としてのキバはバッチリ楽しめるんですが、それだけじゃなくってね。
一緒に行動しているうちに心を通わせるようになっていく渡と音也、百合と恵の親子の絆の描写が親子で見る映画としては実にまっとうで暖かいのです。
キバなのに!(笑)
 
で、割とちょくちょく戦闘も入りつつ、ちびっこも飽きさせないタイムテーブルで…
なんでテレビ版をこういう風に作れないんだろうと素直に不思議。
シリーズ構成もそうだし、20分の番組の展開も…合コンの回とか変身ヒーローを期待してるメインのターゲット的に酷かったよな。
 
そのバトルも結構回数がある割には本編で多用している水落ちも一度も無いので冒頭のイクサボコボコシーン以外は気が抜けないのでした。
 
そのイクサもクライマックスでは意外な形での大活躍を見せますし…
どう見ても傷が深そうな方ばかりが装着する交代シーンは理詰めで考えるとおかしいんだけどまあヒーローものだからいいか補正でなんとかなる範囲。
テレビでCMしてるクライマックスシーンのアレは個人的にイマイチ乗れないのだけれども、あそこの背景美術(CG?)は素敵であれは是非大スクリーンで体験しておくべき場面ではあると思うのです。
 
そういうわけで何で渡が高校生活を送らねばならなかったのかちっとも必然性は感じませんが、全編面白く観ることができました。
青空の会の人たちがキバの正体を知っていたのは…やっぱ本編とリンクしないパラレルワールドなのかなぁ?
あーあと、結局テレビの主題歌が流れなかったのは不満かな。ちびっこ歌えないじゃん!
 
パンフの親子入浴の場面とか無かったけど、これスピンオフムービーの映像なのかしら。

観ている皆さんは「名護がいい人にならないかな」「もっと穏やかにならないかな」と思われているかもしれませんが根本的に悪い奴ではないので、今後名護がどう行動していくか注目して欲しいです。
名護役 加藤慶裕

前者はともかく穏やかになったら名護さんが出てきてもつまらないじゃない!(笑)
どうしてもカイザの例があるから名護さんがいい人になる期待はしないことにしておくよ。