読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

An emissary from hell.Spiderman!

かつて原作者、スタン・リーも絶賛した(レオパルドンは別にして*1)日本製の実写スパイダーマンのテレビシリーズというのがありました。

まあ、色々見どころはあるのだが、最近では「キノコ狩りの男」に代表される変な名乗りシーンばかりが動画サイトで話題になりました*2が、実際生身で行われるスタントの臨場感は最近の安いCG特撮とはひと味違った臨場感と…でもやっぱり低予算のチープな味があって今見ると実に味わい深い作品です。

あと忘れちゃいけないのが、OPソングをはじめ、劇中を彩る渡辺宙明音楽!
後年宇宙刑事でも流用された燃えブラスサウンドにしびれる! 
 
で、その東映版スパイダーマンが最近本家のマーヴルコミックのウェブサイトで公開されているという情報をはてブで知って驚いているところです。

http://anti.dmz-plus.com/2009/03/07/marvel_com_japanese_toei_spiderman/
 

毎週木曜更新ですと。
http://www.marvel.com/movies/Spider-Man.Japanese_Spider-Man
全27エピソードって書いてあるのがちょっと気になるところなんだけど(東映版は全41話+映画版1)
 

あの怨念渦巻くOPソングに味もそっけもない英語字幕が付いてるのはご愛敬ですが、
“An emissary from hell.Spiderman!”(「地獄からの使者、スパイダーマン!」)
はなかなかいいね!
でも一話から順繰りに見る人は、レオパルドンが結構長尺で戦う面白さは分かるまい(笑)
 
はてブのコメントで復讐を動機に戦うスパイダーマンってどうよ的な意見が見受けられたが、原作からして正義のヒーローになる決意をしたのは叔父の死が契機なのを知らぬのか?
そしてアメちゃんに関してはトレイラーの機関銃ぶっぱなすスパイダーマンの姿に嫌悪感を覚える人が居たらしいが、西部劇の国のコスチュームヒーローが原則人を殺さなくなったのはマンガが青少年に悪影響を及ぼす説を真に受けた大人のバッシング運動をすり抜けて、でもスーパーヒーローマンガを出版したかった版元の思惑が産んだ厳しい出版コードが奇妙な化学反応を起こした末に産まれたミュータントなんだけども、あんま詳しくないのでその辺についてご興味ある方は各自ググってください。
 
ともあれ、そんないびつな成立過程を経て投獄と脱獄を繰り返すジョーカーとなかよく喧嘩するバットマンの悩みが「ダークナイト」として昇華したりするのだから、表現の不自由も時に凄みを持つ…というより抑圧されたからこその反動っていうか。「ダークナイトリターンズ」じゃとうとうアレしちゃうしね。
今月公開の「ウォッチメン」も原作はそっち系の変なアメコミで面白かったですよ。 
 
えーと横道にそれたな。そういうわけで怪力なくらいで実は決め技になる必殺技を持たないスパイダーマンはほとんど巨大化した敵を巨大ロボットレオパルドンで倒すことになるのですが、その辺の背景をふまえた上でごらんになると味も素っ気もない必殺技バンクをより楽しめるのではないかと思われます。
意外に原作に忠実だからこその巨大ロボなんだよ!
ぶっ殺してる敵もロボばっかりだからアメコミバッシング対策もバッチリだ(笑)
(約一名宇宙人がノリノリでぶっ殺されるが)

ごめん、今のやっぱ忘れて(笑)色々変だ。アメコミって文脈からも、日本の特撮番組としても。

*1:http://www.toei-video.co.jp/DVD/sp21/spiderman.html

*2:そして何度も権利者の申し立てで削除された