よみランド

<これまでのあらすじ>
前に、今年のよみうりライダーショーはどれでも一緒的な事書きましたがすいません、正直なめてました。いつも本格的に温まってくるのは5月6月ごろなのは知ってる筈だが、龍騎編は大変驚かされました。 
 
で、マンネリ感を感じて居た訳はと言いますと、どういう訳だかパッケージショーと同じくキバとファンガイア(昨年と同じく蛸、馬、蛾の三種から一体、戦闘員も基本形は昨年のもの)がレギュラーで出演するのは決まっているため、どうしても似たような展開―キバ王に反旗を翻したファンガイアが他の世界の怪物の力を得てディケイド、キバを追いつめるが、助っ人ライダーの登場で逆転する―に成りがちだということ。
 
2枚のカードからちびっこが選んだカードのライダーにディケイドが変身して決め技、というのもわくわくするかテンポの悪さに醒めるかは微妙な所だし、少なくとも何度も見に来ちゃうような大きなお友達はだんだん退屈になってくる。(メインターゲートを尊重すると言う観点からはむしろそういう退屈なお約束はプラスの意味もあるかも知れない…がディエンド登場のあたりからこの要素はカット)
 
毎回あの手この手でちびっこと遊んできた客いじりコーナーも、今年はいつでもでっかいガンバライドカードでした。
 
さて…
よみうりランド 仮面ライダーディケイドショー>
2009.06.14 「仮面ライダー龍騎登場!」
 

司会のおねいさんの前説が終わるといきなり客席中央をファンガイアに追われて3人の男達が走り抜ける。
カードデッキを構えるその姿…どうやら服装から察するに仮面ライダー騎士、ゾルダ、王蛇の様なんですが…

なんと変身の構えをとった所でファンガイアにライフエナジーを吸われてお亡くなりに…今回のファンガイア(満月に引き裂かれた貴婦人の肖像)は変身物の基本をわきまえぬ外道だ!

ここでやっと仮面ライダーキバ登場!
遅いよ!通常ショーで仮面ライダーを7人も出すわけにいかないのは分かるけど、タイミングを測ったようにライダーがやられるのを待って出てくるなんて…(笑)



ともかくファンガイアへの猛攻で決め技の体勢に入るキバでしたが…

「おっと、そこでキバってもらっちゃ困るんだ」「倒すんだったら、僕が別の世界に連れてってもいいだろう?」
銃声と共に仮面ライダーディエンド登場。
「渡、バッシャーだ!」とフエッスルを吹き鳴らすキバットだが、飛来したバッシャーマグナムをディエンドライバーで撃ち落として横取りするディエンド。
「ほら、そろそろ行くよ」とファンガイアを連れ去ろうとするディエンドに迫るキバだが…


ミラーワールドに封じ込められてしまう!(たぶんそういう表現)
 
「さて…ライフエナジーをたらふく吸って気分はどうかな?」
「そりゃ最高よ!」
「じゃあ今度は僕のために一肌脱いで貰おうかな…安心しろ、殺しゃしない」
「そうは行くか!」


襲いかかるファンガイア、ディエンドがキバをアレしちゃったことは忘れて「ディエンドがんばれー!」の声援を送る純真なちびっこ(笑)
 
「なんだか力がみなぎるぜー!」「こいつ!急に強くなった」
だが元気になったのはファンガイアの方だ。

「当たり前だ」(カメン・ライドゥ ディディディディケイドゥ!)
「ここはミラーワールドがある龍騎の世界、そんなところにきらきらのステンドグラスみたいなファンガイアを連れてくれば強くなるに決まってる」
決まってるんですか?わかりません?

「そんなことは百も承知さ…奴の中にお宝がある。そいつを頂く」
「俺の中にお宝だと?」
当然抵抗するファンガイアとまた乱闘。


ディケイドとディエンドの同時攻撃でファンガイアをひっくり返した。
 
「サンキュー、士。これでお宝が手に入る」「ファンガイアからミラーワールドに入るのさ。宝探しにね」
「待て!」

ミラーワールドに入って行く3人。
 
「ここは…?」
「ミラーワールド。ファンガイアを通り抜けた特別製のな」
「その通り!お前達と共にミラーワールドに入って全てを理解した。
 俺はミラーワールドと融合した!」
「どういう事だ」
「ミラーワールドが命を持ったと言うことさ…そしてとんでもないお宝が産まれる」
「命…新しい命さ!俺を倒せば新しい命が手に入る。だが、俺は倒せない…新たな力、思い知るがいい!」
 
ファンガイア戦闘員がディエンドたちに襲いかかる。
このタイミングまで出てこなかったのは中身が冒頭で全滅したライダーだからだね、きっと。
舞台裏を想像しながら見るとまた楽しいですよ。
ちなみに昨年末のキバショーから、ずっとファンガイア戦闘員はすばらしキングの会仕様。なんで?(笑)
確かにステンドグラスの意匠が腕に入るので基本形の戦闘員よりファンガイアなのを主張しやすくなってる、ってことか?



「ファンガイアとモンスター、両方の力をもっていやがる!」
「吸収したライフエナジーがフル稼働って感じだな…」
「お前達のライフエナジーも新しい命の糧にさせてもらう」
…とミラーワールド突入からずっと例のミラーワールドのキンキン音SEが鳴りっぱなし(笑)正直耳障り。
「やめろ!」
「みんな!右の階段の上を見て!」

龍騎!」
「ディケイド、一体何が起きてるんだ?」
「早いな、さすがATASHIジャーナル。」
「スクープの見出しは”ミラーワールドのお宝を追ってライダー大集合”ってところか?だが邪魔はさせない!」
「取材させて貰う!」


ファンガイアのミラーワールドでパワーアップした戦闘員達に苦戦するディケイドたちを龍騎が助けに来てくれたぞ!


ソードベントのカードで舞台の袖からドラグセイバーを取り出して…


撃退。一対一ならディケイドもディエンドも負けはしない!
「これで終わりと思うんじゃない」
「分かってるさ、こっちはお前に用があるんだ。姿を現したらどうだ」


再び現れた満月に引き裂かれた貴婦人の肖像は…手足が仮面ライダーオーディンっぽくなってる!ラスボスだからかなり強いに違いないぞ!苦戦するライダー達。

「俺に力を与えてくれた事は感謝するぜ。だが、貴様はやっかいだ。ライフエナジーを吸い取ってやる!連れて行け!」


ディエンドがファンガイアに連れ去られた!
 
「追うよ!ディケイド!」
「やめておけ…今までのミラーワールドとは違うんだぞ。これ以上長く居るとこっちがやられるかも知れない。ひとまず戻るんだ。」
「なら、尚更助けなきゃ!…あんたが行かないなら俺一人で行く…このミラーワールドを崩して戦いを止めたいんだ!…誰も死なせたくない。」
冒頭から気になっていたけど、ATASHIジャーナルという設定以外はむしろテレビシリーズ版の龍騎の世界っぽいですね。ここ。
「奴はそう簡単にやられはしない」
「だけど…言っただろ?ただのミラーワールドとは違うって。」
「確かに…ミラーワールド全体がライフエナジーを吸おうとしているような嫌な感じだ…」
「それにここ(客席)にいるみんなも知らないうちにミラーワールドに居るんだ!」
な、なんだってー!遊園地ショーを見に来たつもりで死亡フラグを立てていたとは!(笑)
「ならばライフエナジーを鍛えればいい」
ちょっとキバショー最終公演の生イクササイズを思い出して吹きましたが、今日は龍騎の世界。
「カードゲームで鍛える」
何言ってるんだ、この人…てかディケイドショーはいつも客いじりコーナーこれです。

今回はミラーワールドの中でのカードバトルと言うことでカードは反転した画像を貼ってあるみたい。無駄に芸が細かいが…
「なんだか読みづらいな」
分かっててやってんだ!(笑)
あと、ステージ脇のショースケジュールや、テントの柱の「登ってはいけません」の注意書きが反転してないことにも気付いちゃ駄目だ。
まあとにかく会場のおともだちがステージに上がってガンバライド対決をしてくれたよ。
「ディケイドのこと応援してくれますか?」「…」「きょ、今日はディケイドのこと応援に来てくれたんだよね?」
どうもプリキュアショーの方が良かったと思っていそうな女の子…楽しかったかな?(笑)

 
お遊びのあと、もう一回応援のかけ声の練習をして後半戦突入。
連れ去られたディエンドが再登場しますが…



「くそう…この世界に居るとどんどん力を吸い取られる」
「そうだ、このミラーワールドは生きている。胃袋のようにお前の力を吸い尽くす。」
「そうは行かない!」(カメンライドゥ キバ!)

キバを召還して反撃だ!って毎回でてくるのでだんだん空気化してきたな、王子(笑)
だが、チームワークのいいファンガイアの騎馬戦タックルにキバはやられてしまう。

「このミラーワールドではキバより俺の方が上なんだよ!」
「確かに…たやすく手に入らないほどお宝の価値は上だ…くらえ」

ディエンドの銃撃で騎馬戦形態は崩れた。
「ディエンドに手出しはさせない」
「俺の邪魔をするなと言っただろう」
「命がいくつあっても足りないぞ」
「だから新しい命を狙う…か」
駆けつけたディケイドと龍騎もディエンドに加勢だ!



だが、乱戦のさなか龍騎はディエンドをファンガイアの攻撃からかばい命を落とす。


「お前!」
「ミラーワールドを閉じたい、戦いをやめさせたい、俺の…願いはそれだ」
「だったらその願い、かなえろ!生きろ!龍騎!」
「ディエンド…そんな風に…言って…くれるなんてな…ちょっと…」(ガクッ)
 
「ライダーの命がこのミラーワールドに捧げられた!貴様もその命、俺に捧げるんだ!」
「お前こそ僕に捧げるんだ!そのお宝をね」





「この世界で戦うライダーを守れなかった…ライダーの願いは俺が叶える!」


龍騎にフォームチェンジ(ベルトに注目)しての2刀流ですばらしキングの会を倒し、ディエンドと協力してミラーモンスターファンガイアも撃退した。

「これでお宝が手に入る!」
「やめておけ、ミラーワールドが消える前に戻るんだ」 

ディケイドに連れられミーラーワールドを去るディエンド。
「士、またお前のせいでお宝を失ったよ。」
「俺も、この世界のライダーを護ることができなかった…」
 
「俺だって新しい命を手に入れ損なっちまった」
「なにッ!?」

再び騎馬戦状態でファンガイア軍団登場。
「融合が解けただけで生きていたのか!?」
…と言う割には手足は追加ピースをはめたままなんですが…
「しぶといやつらだ」「だがお前達はもうおしまいだ」
「いや、お前達のライフエナジーを手に入れて再びミラーワールドを生み出してやる!」
 
「そうはいかない!」
攻撃音と共に登場した龍騎にまたも騎馬戦陣形が崩される

「お宝は俺が貰った!…新しい命で大復活!でもってライダーやみんなの声援が俺に新たなカードを与えてくれた!」
「ストレンジベント…何が起こるか分からない予測不可能なアドベントカードだ」
お宝とかレアカードに詳しい怪盗くんの解説(笑)
「この死に損ないが!」
「お前もだろうが!…タァっ!」

(ストレンジ・ベント)
カードを使用した龍騎、その効果で…キバが登場
「なんだか知らないが…」「逃がさないよ、ファンガイア!」
「お宝は奪うわ、俺の真似をしてカードでキバを呼び出すわ…いい加減にしてくれ!」


最後の大乱戦


 
「ウェイク・アーップ!」「ファイナルベント
決め技の体勢に入るライダーを見たファンガイアは
「お前の命をよこせ、そしたらミラーワールドで新しい命を作り出してやる」
「命を生み出すファンガイアが命を粗末にする奴だったとはな…子供達のいのちある声援を聞くがいい…
 みんな、さっき(客いじりガンバライドコーナー)練習した”アタックライド”って言ってくれ、せーの」
『アタックライドー!』
「ディディディディケイド!」

全員ライダーキックでファンガイアを倒したぞ!
「貴様は、なんなんだ!」
「通りすがりの仮面ライダーだ。覚えておけ!」

いや、覚えるも何もめっちゃ煙吹いてんですけど(笑)
 
それにしてもテレビでも主役が死んじゃうのには驚きましたが、遊園地ショーなのに仮面ライダーがどんどん死んでいくとか…思い切った事やったなぁ…