上映館が少ないのう

<これまでのあらすじ>
評判を聞いて録画してみたけどはじめて見るのに延々1話電波設定を解説する長台詞の回だったので2度と続きを見たいとは思わなかった。エンディングのアニメーションはよく動くよね。

 
涼宮ハルヒの消失
…のだけれどやたら各方面の評判がいいので見に行ってみる。
困ったのは上演館が少ないためかもう初演から一月ぐらい(たしか)経つのにたまたま上演館を通りががっても次の上映回の席が大体完売しちゃってる事。今日を逃すとまたしばらく見に行けないかもしれないので終電で帰る上演回で最前列端、という画面がゆがみまくる駄目な席の券を掴まされる羽目に。
まあ、大人しくそんな席では見なかったが(笑)
 
さて、ファーストコンタクトで鼻についた…と言うより俺の場合致命的に駄目作品としか思えない出会いだったわけですが、ラノベ臭さ、というのは映画でも色濃く残っていて、冒頭から大して面白くもないキョンのひねたナレーションというかモノローグが全編に渡って大量に垂れ流されるわけですが、この辺はなんでもない日常シーンがやたらによく動くので、その辺の気持ち悪さ、というのはなんとか相殺されます。映像作品なんだからある程度は芝居で心情描写とかやればいいのに、とは思うんですけど全部言葉で言わないと分からないのがラノベ世代なのか、それともそういうポーズのギャグなのかはよく分かりません。
 
とは言え、やはり眼鏡長門との交流シーンのあたりはモノローグも抑えめで、芝居で見せる作りになってて見せましたな。
「元の」ハルヒを知らない私としてはほとんど彼女が出てこない本作で彼女が選ばれる結末というのがイマイチピンと来なかったんですけどもおおむね楽しく見れました。長い上映時間を退屈に思うことはありませんでした。まあ終電の時間は気になったんで、エンドロールが流れ始めたら席を立ちましたが。
 
前述の通りくどいくらいに説明的なので、シリーズを見て無くても楽しめると思いますが、俺がハルヒ嫌いになったエピソードくらいは見ておくと世界観がわかりやすいかも(笑)