ラベンダーの香りとか心斜め15°とか
<これまでのあらすじ>
近くの図書館に結構カジシン本が置いてあったので時々借りて読んでます。
- 作者: 梶尾真治
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2010/06/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- クリック: 9回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
本作品も系統的にはそっち系の惚れたはれた系列作品なのですが…なんか冒頭の展開が上手くて…いや、典型的な巻き込まれ型の導入部だとは思うのですが、電車の中で夢中で読んでたら降車駅を一つ過ぎたところで気が付いて、さらにもう一つ先まで乗ってしまった、という事だけ書いて終わりにしてもいいくらい。
ただし、最後まで読むと不満がまるでないわけではなく、割と他力本願のまま一方的に現代のしがらみとかあっさり捨てて女のところに逃げ込んでハッピーエンドかよ…というのはやっぱりSF小説を期待して読んでるとスカされるところ。
まあ毒の効いたオチがお好みの人は自分で考えてね、これは恋愛物を期待してる方面に向けて書いた本だからね、と言われればまあそうか、とは思える。
もっとえー?という読後感だったのが
- 作者: 梶尾真治
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/09
- メディア: 単行本
- クリック: 3回
- この商品を含むブログ (14件) を見る
まあ新聞連載で漫画番のデビルマンみたいな展開には持って行けないかもな、という気もするけども。