マクロスF恋離飛翼〜サヨナラノツバサ〜

そのうち映画版の話になりますのでネタバレがお嫌いな方は退避願います。
　
なんかMXで一日２話月〜金でマクロスFをやってたので観る。
中盤全然バルキリーが飛ばないエピソードなんかあったりするものの、ヴァジュラ船団が惑星を削り取ってフォールドアウトするビジュアルショックや、最後の大詰めで敵軍が愛おぼえていますかを歌い出したりするえげつない逆転描写には大いに驚きました。SMS離反とかも燃える展開でしたね。
まあやっぱり三角関係とかどうでもいい感じだし、歌姫のキャラが立ってる割にアルトさんがイマイチ主人公としての自己主張に欠けてるような感はつきまといましたわね。
　
　
　
　
　　
　
　
　
さて、劇場版ですが…
これ登場人物が同じだけでもう全然ちがう話じゃないのよ！
アルトもラストバトルで明確な意志を見せて飛び回っているのが一番大きな進化ポイントかも。
ただし前述のテレビ版で興奮した要素も総入れ替えですので、やっぱりそこが見れなくて残念、と感じる人も出るとは思うんだが、まあその辺は目先を変えようと奇をてらってやってるのか、作劇上の必要から尺にあわせて変えざるを得なかったのかを想像しながら観ればいいよ。
前者の白眉はロボット形態で大気圏突入しちゃうマクロスクォーター。もう爆笑だった。
後者はアルト最後の出撃時の会話がテレビと同じ事やってるような全然違う場面のような、ってあれでしょう。まあ劇場版の尺で中盤延々ずっとうざいが実は芯の通ったいい女だったシェリル、という描写を再現するのは無理があるもんなぁ。
　
…しかしなぁ…結局テレビ版以上にシェリルが美味しいところもってく結果になっちゃいましたねー…
もっともランカの魅力ってのは夢に向かって成長していく姿そのものなので、その辺の未完成さ自体が魅力の一つなのかも。　
冒頭の二人の（別々に行われた）ライブ映像は確かに力入ってましたが、映画上は浮いてるシーンだったとは言えるかも。
好き嫌いで言えばテレビ版の方が好きですが、まあお祭り映画だと思って楽しむが吉でしょう。大画面で繰り広げられるフレーム振り回しまくりのドッグファイトは見応え満点！
音響に関して印象的なのがヴァジュラが合唱するシーン…あれは…ちょっと怖いが。
　
せっかくなので色々グッズを買い込んでみたりしたが、痛バルキリーは我ながらちょっとやりすぎかも（笑）
　
はてなダイアリー、今週のお題は、「心に残る映画」ということなんで映画の話したんでキーワード貼っておくか。でも満喫はしたけどもう一度見に行くか、って言ったら多分もう行かないだろうなぁ。もうすぐプリキュアオールスターズDX3も公開だし。
ちなみに「ハートキャッチプリキュア！　花の都でファッションショーですか?!」は五回観た（笑）
悪役（≒大人の男）を容赦なくぶち殺しがちだったプリキュアシリーズに於いて砕かれたサラマンダー男爵の力の源の破片が辺り一面に花を咲かせるラストシーンにはようやく大人のプリキュアファンが許された気持ちにしてもらえました。
また本編もオリヴィエのために体を張って闘い、不安にふるえる彼を優しく抱き留めるつぼみが健気なんだ。
…何の話だ？（笑）