「映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショーですか!?」

 綺麗事をいいながら、会社のために必死で働く大人を皆殺しにしてきたプリキュア5の残酷さ、というのはあまり話題に上ることがありませんが(個人的にはきれいに終わるまどか☆マギカよりある面ではよっぽど残酷な番組だったと思う)、サラマンダー男爵の魔力を打ち砕いてあたり一面に花を咲かせる本作のラストシーンの美しさは実に良かった。
 何かと憎まれ口を叩くサラマンダー男爵だが、実は初対面の段階から結構オリヴィエを可愛がってたりして、彼が心を持った存在である、という描写がなされているんだよね。
 しかしやはりアクションの勢いでダイナミックに各部が変形したり、極端なパースで動きを強調したりする馬越動画がすげえ!コマ送りしがいがある!






 これ、ヒットした瞬間を画面に映してないだけで完全に敵の攻撃が直接プリキュアに当たってはいけませんの法則を外したシーンですね。どう見てもガード間に合わない。
 そんなオリヴィエにおびえ、立ち向かうマリンとは対照的に、全力でけっ飛ばされたにも関わらずあくまで彼を抱きしめるブロッサムさんマジ天使やで! 
 
 なお、この辺になると会場完全に出来上がっていて(多分アルコールは一滴も入ってないが)OPの段階で手拍子巻き起こったり、合いの手入ったり、もうカオスだ!
ただ、そっちに一生懸命になると画面がおろそかになってせっかくの素敵カメラワークが堪能できなかったりとかはあるよね(体験談w)