今週の宇宙の騎士テッカマン(終)

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かなり盛り上がるエピソードと、笑わせにかかってるとしか思えない珍妙なエピソードが混在してて一気に見るとカオス(笑)
 
第21話「対決!ぼうけん少女」
 非常に作画は良いのだが、まじめにやれ、としか言いようのない珍エピソード(笑)
 

 これが今回の使い捨てヒロイン。名前はゆりだったけ?
 ワルダスターの上陸作戦を目撃するがあまりに珍妙すぎて誰にも信じてもらえません。
 

 ゆりの住む団地。どう見ても70年代です。
 

 これは研究所長に化けたワルダスターが問い合わせの電話に出たシーン。
 すっごく未来らしい黒電話ですね。こんなの見たことないや!(笑)テレビ電話を導入していれば顔色の悪さでバレたものを…
 と、主人公がカラフルぴったりタイツを普段着にしていてもとても未来世界に見えない描写がまず謎なんですが、戦闘シーンが輪をかけて謎。
 


殺人魚や殺人ウサギと戦うテッカマン…てもう遊んでるだけにしか見えんわー!(笑)
 
第22話「アンドロー危機一髪」
 一転してシリアスなアンドローの主役回。
 ワルダスターの捕虜となった故郷サンノー星の人々を解放するためランボスの部下となりテッカマンと戦う事になる梅田さん。
 アンドローの機転でテッカマンは一命をとりとめ、アンドローも再びスペースナイツに戻るが、梅田さんの話を何も聞かずに彼を許す城二の姿が、何かと言えば喧嘩をふっかけていた序盤の城二からの成長っぷりを物語っていて感慨深い。
 
 ワルダスターの秘密基地の天井を破って「ゴメンクダサイ」と礼儀正しく挨拶してから上がり込むペガスたんの礼儀正しいこと。
 もちろんその後、基地は大爆発(笑)
 
第23話「ボルテッカ三段返し」
 いよいようち切りが近づいて激しさを増すワルダスターの攻撃。基地ごと宇宙に飛び立って難を逃れる科学技術庁ビル群の野放図な想像力は楽しい。
 敵巨大ロボにテックランサーを破壊されたテッカマンボルテッカを連続で射出する体に負担の大きい攻撃でこれを打ち破るが、やっぱり仮死状態で宇宙に漂うハメに。
 
 無茶な攻撃に「ジョウジ、イケナイ」と彼を気遣い、自身を破壊する激しい看護機能を発揮するペガスの姿は…爆発する意味がよくわからんもののなかなかに感動的。
 
第24話「砕け!魔のお化けメカ」
 残り三回しかないというのに新レギュラーキャラのマサル少年が登場(笑)
 苦し紛れに呼んでみたら修理はもう終わっててやって来たペガスと戦うテッカマン…ってやってることはいつもと変わらない。
 
第25話「ちびっ子勇者の挑戦
 おとなしくしてろ、と言われたのに勝手にブルーアース号に乗り込みワルダスターの地底戦車を発見するマサル少年。
 よく考えるとブルーアース号のメンバーって最初はみんな勝手に乗り込んでたような…ムータンは戦闘の後で保護したんだっけ?
 マサル少年は新キャラ補正でリモコン手裏剣を使って結構な活躍してました。
 
 逃げ場のない穴の中に集中砲火を浴びつつも脱出に成功するガニラの装甲の厚さとランボスの悪運の強さはさすが。
 
第26話「勝利のテッカマン」(最終回)

 
 とうとう完成した地球製のリープ航法メカのテストを翌日に控え、星空に語り合う城二とアンドローの背中がいい。いろいろあったよな。
 
 衝撃のラストシーンには打ちきりだった、という事前情報を知って見てても尚衝撃を受けたが、これはこれで余韻があっていい。
 
 どう転んだとしても地球人類が生き延びるにはギリギリの状況で、Wikipediaなどを見るとその後の構想も明らかにされているようですがあの設定は結構きついなぁ。
 何にせよ古典作品ながら、迫力のある世界設定や骨太なストーリー展開、魅力的なキャラクターたちに楽しませて頂きました。
劇伴も実に魅力的。音楽はガッチャマンと同じボブ・佐久間ですが、あれよりは全体にドスの聞いた曲が多い印象。女声スキャットによるバラード調主題歌なんかも印象的ですね。自然も人の心もすさんでる作品だからよくかかるんだ、これが(笑)

 
来週からはテッカマンブレードが配信開始、今週末にはジリオンもはじまるらしいがどっち見たらいいか困るぜ。