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猫喋れば「だけど俺は自分自身のことさえよくわからないのだぜ」でしょ

<これまでのあらすじ>
いちにのさんすうとかはたらくおじさんとか色々あるのだけれど、未就学児童の時分にすきだったNHK人形劇と言えばがプリンプリン物語。突然歌いだす人形たちの冒険、好きだったぜ。建売マイホーム(なぬっ!?)ていうかルチ将軍と火星人の耳回転アクションが5割だろうか。
まあしかしだんだん見なくなってってどういう結末だったかさっぱりわからないし、サラサラヘアー猫人形劇はタイトルを知ってるくらいだったし、人形劇三国志を見たのは三国無双を遊んだ後だったりするのだ。*1
 
<ひげよさらば>

ひげよ、さらば―猫たちのバラード〈上〉 (新潮文庫)

ひげよ、さらば―猫たちのバラード〈上〉 (新潮文庫)

ひげよ、さらば―猫たちのバラード〈下〉 (新潮文庫)

ひげよ、さらば―猫たちのバラード〈下〉 (新潮文庫)

 
今年の8月あたりから猫喋ればニャンてことでしょ期間なので*2(なにそれ)その流れで図書館で借りて読んでみたのだが、壮絶、の一言。
あー、うん、あったよライトノベルって言葉がないころの児童文学って、こういうの。
記憶をなくしたヨゴロウザが、いいように使われるつかい走りパートを、しかし本人も駆け引きの政治を楽しんで(おおよそ猫らしからぬたいどなのだけれど)いた日常から、遠征編でヨゴロウザの行動原理はただ片目に刷り込まれただけではないのか、という疑問を読者とヨゴロウザに与えつつ、帰還後のヨゴロウザのあまりにあまりな転落と、それなりに感動的な復帰を経て、”相棒”片目の少なくとも彼の掲げる理想については二心のない事が判明した後、しかしヨゴロウザの受けるあまりにあんまりな裏切りはショックだったともさ!
 
すっごい当時の子供番組がこれをどういう風に料理していたか気になるのだけれども、これ現在は全編を視聴することはかなわないのだよなあ。少なくとも遠征と帰還、空回りはやらざるを得ないというか作り手もやりたいだろうし、その辺どう料理したのか気になりますよ!結末は原作よりマイルドだった、ということですけれど。まあスシ食いねえな感じの主題歌聞くと子供の俺だったらあんまり真面目にこの番組に向き合いはしなかったろうな、とはやっぱり思うのですけれど。

*1:誰しも子供番組を卒業する日はやって来るのだ。そして大人になって再入学すると二度と卒業できないのだ

*2:もちろん二月から半年ほど犬しゃべればワンダフル月間なのだけれど、デカレンジャーまた見たいくらいの感慨しかない。猫派