逆境ナイン

…のDVDは今日受け取れなかったので明日再配達を頼みました



前にも言いましたけど、この作品の肝は実写の俳優がどっからどう見ても島本和彦漫画のキャラにしか見えない演技をしてくれるところ。

冒頭の「廃部だ!」シーンは見事のひとことですよ




ところが意外に原作ファンで否定的な意見を発してる人、居るんだよねえ

劇場でかかったときの反応でいくつか見かけたのが、原作のこの台詞がない、

ってのとこんなの不屈闘志じゃない、というものでした



前者は、「飛行機は何故あんなに高く飛べるのだろう…」というひとりごととその答え(のひとりごと)で、まぁ…ひとりごとなんだから何らストーリーに影響のない場面です

確かに格好イイ台詞なんですが、漫画としては格好イイ台詞思いついたからあとは大ゴマでページ数稼ごう、という回に見えます



後者については俺も確かに遊園地云々のアレで不屈がすっかり腑抜けになってしまうのは残念なんですよね、この辺は原作とかなり意味合いの違う展開になります。

…が、アレを全部やってたら絶対ばか長い時間が必要ですし、男球を使う以上は不屈が球拾いに回されるのも絶対に必要なのは分かるだろうに…

個人的には映画版の不屈は、無謀キャプテンの堀田戊傑的キャラがたまたま勝ちを拾ったのだなぁーと思って納得してます。



思想的には、二者択一ってものっそい乱暴でマジにあれを受け止めたら自分も他人も追いつめるような物の考え方する嫌な人間になると思うんで原作も2枚の板のあたりは読んでいて疲れるのであの辺のノリは嫌いです

正直読み返す度に堪える

性格的には似たような物だけど、行動が裏目、裏目にでちゃう無謀キャプテンの方が好きだってのもあるか