無限大な夢のあと



いや、なんといいますか…この作品のリンク先ってどれも絶賛してて正直うさんくささも感じていたんですが…

実際見てみると、本当に面白いので面白かったです。

ぼくらのウォーゲームの方は、特典映像のインタビューを見るまで40分しかない作品だと気付きませんでしたよ。

本当に。

密度が濃いのだわ。

かといって情報過多でテレビ版観ていないと付いていけないのかと言えば、テレビを観ていない人も1本の独立した作品として楽しめる作りになってるし、細田守作品だけあってビジュアル的な見せ方も魅力的。

例によって、最後は友情パワーでバトルに勝利という意固地なまでのデジモン節なんだけれども、今回は選ばれてない子供達が結構重要なファクターでして…

ギャラリーの子供達がウォーグレイモン達に力を与えもすれば、障害にもなってしまうというあたりが面白いです。

ラストの光四郎はんの意外な攻撃は、しかしアクション系ネトゲをやったことのある人ならかなり説得力を感じるでしょう。

しかし、敵に回すと怖そうだな、光四郎はん。



99春アニメフェア版デジモンアドベンチャーは更に毛色が変わっていて…

20分という短い時間の中でごく普通の子供(太一とヒカリなんだけど)のデジモンとのファーストコンタクトを描いたなんとも幻想的な小品ですよ。

月並みな感想ですが、シャボン玉のシーンとラストのホイッスルのシーンが印象的でした。

みんなボレロボレロ言ってたので、逆にどちらもテレビ版のOPソングButter-Flyがかかったのが結構嬉しかったり。

あとアグモンが喋らない。

コロモンの時期にはちょっとだけ会話があるんですけど。

その辺のナマっぽさはデジモンに先入観が出来てから観ると拒否反応あるかもね。