こうもりおとなの雨と雪
この夏は話題作の映画が多くて大変ですな
ネタバレは極力回避するけど、おおかみこどもの雨と雪はテレビCMとか見て受けた印象とまるで違ってていい意味で驚いたのでまだ見てない人のために無駄に改行を重ねます
で、おおかみこどもの雨と雪ですが、
何が驚いたかって、レイトショーで見に行ったらそこら中カップルだらけなのな。時かけのときなんか周りじゅうむさ苦しいのばっかりだったぞ(笑)
最初のうちは写真と見まごうばかりの書き込みがされたCGモデリング背景と例によって薄い塗りの人物のギャップの激しさに戸惑ってそこが激しいマイナスポイントなのだけど(セオリー的に逆だろ)、CMでも流れる雪の積もった日あたりになってようやく気にならなくなってきた…てもう半分くらいの場面じゃないか?(笑)
もう何書いてもネタバレになるから良かった、しか言わないんですけどね(笑)
ただ時かけやサマーウォーズでついて回ったもやもや感がほとんどなく、爽やかな視聴感だった、と言っておきましょう。
ダークナイト・ライジングは、正直微妙。
まず上映時間が長すぎて尻が痛くなった。これ大きな減点。
一本の映画としては面白かったけどバットマンとしてこれは無しだろ、って印象も強くてねえ。
核爆弾テロなんて起きたらいくら何でもメトロポリスの鋼鉄の男だって黙ってないだろ、と言う気分はどうしたって付いてまわるし、前作の後バットマンが引退したのはともかくそれでゴッサムがいきなり平和になってるあたりは、いくら何でも前作のジョーカーの言い分をあっさり100%認めちゃってて興ざめ過ぎる。ていうかジョーカーどうしたの?薬のやりすぎで死んじゃったの?
あとバットモービルやバットの装備が不殺のビジランテ用にしてはあんまり重装備すぎるのも、どうもなーって印象が強かったんですが、鉄筋コンクリートを吹っ飛ばす用途とかは考えられるか。
良かった部分はキャットウーマンのキャラかしら。作中そうは名乗りませんけど。
まあ結局クライマックスシーンの長いものに巻かれちゃう大衆が描きたかったんでしょ感に尽きますな。