タツノコプロ名作アニメ総選挙
先週やってたんだけど、タツノコの10作品の第一話だけ放映して人気投票で一位になった作品を9月から全話放映する、というもの。
まあ、ぶっちゃけどれが勝ってもうれしいかな。
TOKYO MX * アニメ 「見たい番組はあなたが決める!タツノコ名作アニメ総選挙」
以下個別感想
<マッハGOGOGO>
古すぎてよく知らない。全然期待してなかったがOPの剛の振り向きポーズとか実に素敵なアングルだ。本編はやっぱり古臭い。
<黄金戦士ゴールドライタン>
エフェクトとかすごく進歩してるんだけど、キャラデザや背景美術は70年代を引きずりすぎてて、まあタツノコ作品らしさは感じられるね。
正義の戦士っぽく戦うゴールドライタンだが、原発の敷地内でタツノコ大爆発をやらかす迂闊さは、まあタツノコノリとは言えるw
<ハクション大魔王>
これ開局したばかりのKKTがよく再放送してたけどあんまりちゃんと見てなかったかもしれん。
もうこの歳になるとベタなお笑い世界が楽しくってなあ(笑)
前半も後半も対ブル公戦かよ、と思っていたら後編はブル公のクシャミで呼び出された魔王がカンちゃんの敵に回る展開でコミカルな鉄人28号な面を分かりやすくアピールしてた。
<逆転イッパツマン>
久々に富山敬がナレーションではなくヒーロ役で登場。
代わりにナレーターを務める鈴置洋孝氏に怨みはないが、やっぱり富山節での「解説しよう」がないのはタイムボカンシリーズとして物足りなさを感じぬでもないのだった。
<オタスケマン>
ゲキガスキーが出てこないうちはそんなにこれまでのタイムボカンシリーズに比べて独自性は無いかな、と。
現在再放送中のヤッターマンに比べると富山敬の声がクリアなのは嬉しい。
<宇宙の騎士テッカマン>
割と大本命だが、アンドロー梅田がまだ顔見せだけなので一話の段階ではそんなに訴えかけるものは少ないかも。
いきなり現れて丈二と殴り合いをやらかす不審者以外の何物でもないもんな(笑)
科学考証なんてクレジットが入っているが、本編の脚本にはノータッチだったので本人も結構不満があったらしい。
ニコニコ動画で全話見た時の感想はこちら
<一発貫太くん>
なんで飼い犬と飼い主の名字が違うんですか?
この歳になるとベタなギャグでイチイチ笑えて困るんですが、飼い犬の名前が野球十兵衛って所が一番笑った。
まあ毎週お笑いと人情話をコテコテに盛られてもすぐ飽きそうな気もしないでもないが。
<破裏拳ポリマー>
大分タツノコさんもギャラクターの作戦が真面目にやってるんだかふざけてるんだか分からないノリに自覚的になってきた感じで、随分はじけてる。
奇声を発しながら戦う破裏拳流はもちろんブルース・リーリスペクトなんだろうけど、当時これを見ていた子供たちはこれを格好いいと思ったんだろうか?
少なくともフレンダーが居ないので自分で飛行機に変形しちゃう所は多分現在と同じく「おいおい」なんじゃないの?
格好いい絵でお笑いやってて楽しいのでこれは全話見たいかも。
<とんでも戦士ムテキング>
敵に例の三人組が居ないとか、ナレーターが富山敬じゃないのでタイムボカンシリーズにはカウントされてないけど間違いなくあのノリ。
町にらくがきして「地球は俺たちのものだ」と勝ち誇る黒ダコブラザーズもたいがいだが、メカがさっぱり敵ロボに歯が立たないので(ネーミングがまたサイザンスだのコンチュータだの面白情けない)生身で戦うムテキングとか、むしろOPの水木一郎バージョンよりいいんじゃねーの?という変身時の本人が歌うテーマ曲とか、イマイチ格好いいのか悪いのか分からないポーズ取りとかステキング!(笑)
えー?これこんなに面白かったっけ?と思っちゃったというのは子供の頃は上に上げた様な事をまるで感じ取れずに普通にヒーローものとして見ていたと言うことなんでしょうな。それはそれで制作サイドの狙いはずれてないか?(笑)
これに投票しました。
<未来警察ウラシマン>
続きが気になる引きではあったが、主人公の立ち位置が定まる前に幕。
初見の票を取るのは難しいか。
というかこれタツノコ作品だという認識で見ていなかったかもしれぬ。
<ごはんかいじゅうパップ>
べつにタツノコ作品じゃないが、この枠の余った時間でよく放送してました(笑)
上のアクビちゃんが抱きかかえてるのがごはんかいじゅうです。
全体に全国武者修行の旅編って、ラストの実写部分が食材では無く風景の方だというコンセプトの見失いっぷりが残念なんだけど、カツオタタキーンは割と歌が好き。ゴーヤチャンプルーは大胆に沖縄民謡風にアレンジしてていい感じ。主食軍団編はいじりすぎてなんだかよくわからん事になってたからなあ。
そして今週に入ってから流れた夏の終わりを惜しむエピローグ編もなかなか良かった。