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D-adv
<これまでのあらすじ>
私、電波状態の悪い所に住んでまして、デフォで部屋にケーブルテレビ引いてあるんですが、有料チャンネルは多分値段分観ないだろうし、逆に元を取ろうとして毎日テレビ漬けってのも困った事になると思うので、地上波とNHKのBSだけにしてます。
ていうか関東に住んでいると地上波だけで既に見切れないよ。
ところが、6月に入ってからアニマックスでデジモンアドベンチャーの放送が始まりまして、観たいなぁ…でもなぁ…と考え込んでました。
でもよく考えると音だけ聞けるんだよね。
ということで、去年古本屋で見つけた学研のムックを片手に毎朝出勤前に音だけ聞いてますよ。
この視聴スタイルだと、序盤で7人揃っている状態では太一、ヤマト、空の3人の声が目立ちます。特にこの3人が行動的だってことでしょうね
残りの4人は今のところ主役回が回ってこないと目立たない感じ。
殊に丈先輩なんかは話が進んでも頭がいい属性はパソヲタの光子郎はんに持ってかれて、あたまでっかちな奴、というようなクローズアップのされ方されやすいのがかわいそう
もっともこの辺はパートナーがゴマモンだったり、パタモンだったり見た目に可愛いので黙ってても画面があると存在感アピールしてるのかも。
あと、デジモンってゲームキャラなので攻撃するときいちいち技の名前を叫んでくれるから戦闘シーンも意外に音だけでも解りやすい。
大体は飛び道具だしね。
友情だとか勇気だとか、多分僕がプリキュアを観ていて胸を熱くしてる要素は全てこの作品は備えていて、大好きです*1
その上で、プリキュアと違うのが、結構主人公の人間的な弱点が描かれること。
もちろん少年向け漫画というフォーマットでやってるからにはその弱点を克服していくんですが、これは放映当時もすでにジャンプの三大要素の努力、友情、勝利から努力が抜け落ちてきたと言われていた状況でしたから、その辺のまっとうな展開が結構新鮮に映ったものです。
大人が観てとまどうのはいきなり主人公が7人も居て、それぞれにパートナーのデジモンが居るという登場人物の多さ。
しかもデジモンはちょくちょく進化したり、元に戻ったりで顔と名前と人間関係を整理するのが大変!
もっとも、子供達はデジモンの名前なんかはとっくに知っているのだろうし、主人公の名前なんかも鼻息荒く児童誌を眺めてすぐに覚えてたんでしょうね。
さて、これまでのあらすじですが、謎のデジモン世界に迷い込んだ子供達が持ち回りで主役を務めながら各デジモンの成熟期進化を見せたところで悪いデジモン・デビモンによってバラバラにされてしまった、というところまで
<デジモンアドベンチャー>9
弟のタケルと離ればなれになって取り乱すヤマトの描写が凄すぎる。
後々複雑な家庭環境なんかも明らかになるのですが、
心配のあまり泣き出しちゃうというちょっと行き過ぎた兄弟愛は正直引く
風邪を引いたヤマトを看病するガオモンの健気さが泣かせるんですが、
タケル愛で頭がいっぱいなヤマトはその辺あまり気にせず焦りまくりでした。
*1:おへそ・スパッツ・ミニスカ・フリルは無し