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<これまでのあらすじ>
それぞれに抱える心の迷いに決着をつけるまで…と別行動を取っていた選ばれし子供達が再結集
遂にダークマスターズ最後の将、ピエモンを倒した…*1
だが、デジモン世界、ひいては現実世界を崩壊に導いていたのはダークマスターズではなかった!
<デジモンアドベンチャー>最終回
最終回の構成自体は、かなり平凡なロードムービーバトル漫画という感じです。
希望の光で力を取り戻すデジモン達、味方の総力を上げた攻撃に倒れる強敵、
デジモンとの、そしてデジモンワールドとの別れ。
この番組が妙に後を引くのは、たまに主人公たちが心の暗い部分と向き合って、それを乗り越える描写が
ありつつも、まるっきりその問題が解決した感じがしないということ
これからも太一は強引なリーダーシップが他人の反発を呼んだりしそうだし、
丈先輩はイマイチ目立たなさそう(笑)
しばらくすると形を変えた同じ悩みに悩まされそうなんだよね。
でも、人生ってそんなもんですよね。
最後の最後まで等身大の人間がしかし無限大の夢溢れる異世界を旅するという手触りの確かさ…もちろん随分子供向けにディフォルメされたリアルなんだけど、それは描写のリアルさを操作の煩雑さという形で表現した気になっているようなテレビゲームよりよっぽどリアルに”感じられる”世界が広がってました。
デジモンアドベンチャー、大好きです