架空の犬

キャシャーン Sins2話の感想に思わぬトラバを頂いて、全く同じです、とまで言われたが、俺の方は二度と見ないどころかちょっと賛否両論の賛の方が気になってGyaoで1話を見てみたりしたのだった。
1話のアクションは2話と比べ物にならないくらい派手かつ、タツノコ的パワフルな戦闘が今風のスピーディかつ重厚かつスムースな動画で表現されていてこれは評価されるべき仕事だと思う。
 
また、この間のエントリでは視聴者からの立場からではこの作品がキャシャーンでなければならない意味が全くわからないと書きましたが、アニメは視聴者だけに向けて作っているのではなく、放送局に向けて作っている物でもある、というか放送枠を取るために「有名なアレの新作です」と解りやすい売りを見せておいて蓋を開けてみれば別物、って売り込み方もアリかな、と言う気はする。
まあここを掘って何かいい物埋まってるのか?という不安はなんかヒューマニズムとかそういうご大層なテーマを語りたがってるかに見えるアニメ作品を見る上で常につきまとうもので、実はそこの信用ならなさこそがおっさんが単純な活劇作品を求める理由だとおもいます。
だったら戦隊物と水戸黄門だけ見てろって?そうですね。
 
さて、第三話ですが…やっぱりきつい(笑)
戦闘は仲間になるの前提でフレンダーキャシャーンに噛みつくだけでじつにあっさり終了。
これとロボットだけしかいないかに見えた世界にも人間が少数ながらも生きてますよ、というのを提示しただけで30分終わってしまった感をなんとかして。
見所は教会で主人の死を悼むフレンダーの図ですな。忠犬、萌えます。
でもこの世界観であの無茶な変身(変形ってレベルじゃねえぞ)はしないんだろうな。