18禁プリキュアイベント

5月6日(金)19:00より翌6時過ぎまで開催された『「映画プリキュアオールスターズDX3 未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花」大ヒット記念プリキュアと夜更かししちゃお!プリキュアナイトカーニバル! 』(ながい)に行ってきました。
この日から仕事で…実は翌日も仕事入ってたんですが、こんな10秒で完売しちゃうようなプラチナチケット取れたからには行くかオークションでふっかけるかどっちかだろ!行くよ!(笑)
 
全10作の映画のうちから8作品を連続上映、深夜イベントなので18歳未満は立ち入り禁止のため、親子連れの目を気にすることなくいい歳したファンがプリキュアを応援し放題、声優、スタッフのトークショーあり、と夢のようというか、悪夢のような、というか(笑)とてつもないイベントなんだ!
ちなみに昨年も似たような企画はあったが、そもそもチケット争奪戦に加われなくて行けなかった。

 
声優トークショーで印象に残った話
スプラッシュスター初期に必殺技のシーンでとちったら千葉一伸さんがすかさず「今ならプリキュアに勝てるぞ!」とのアドリブをかました。(当然不採用)ビーストウォーズ関係者やっぱすげーわw
・ベテラン声優と主役経験の少ない声優でプリキュア、というようなパターンが多いが、相乗効果を期待してるんじゃないか。
・べつにお前らみたいなおっさんに向けて作ってるつもりはない(オールスターズシリーズ監督 大塚隆史)とは言えプリキュアぴあでの、小さい子供は「みんなで映画を見に行ったという行為が楽しいのであって、内容なんかちっとも頭に残っていないだろう」という発言、にもかかわらずきっちり以上の出来の作品を作り上げてくれる事を思えばツンデレ発言なんだろうな。
・大塚氏の経験の少なさを危ぶむ声もあったが、敢えて協力にプッシュしたのが鷲尾プロデューサー
・カットされた津波のシーンはきっと映像ソフト化したら入るよ! 

この辺もっと知りたい人はアフロ宮さんのレポでも読めばいいよ
http://d.hatena.ne.jp/afromiya/20110508/1304849279
それにしても変身バンクと必殺技バンクだけでも1時間くらい見たんじゃないかな(笑)
30時ってなんだ?(笑) 
何かしら今まで感想は書いてきてると思いますが、久しぶりに観る作品なんかもあったので改めて作品の感想なんかを
 

「映画ふたりはプリキュアMax Heart」

GWくらいに公開された作品で、おそらく制作中はルミナスのキャラクターなど全然煮詰まって居なかったんじゃないかと思われます。確かルミナスの初変身も4月頃だったはず。
プリキュア映画にしては珍しく副題がありませんが、これも次があるとは思ってなかったんでしょうな。圧倒的にMH第二弾「雪空のともだち」の方が完成度の高い作品だと思うのですが、まあ放っておいてもお前ら見るだろ?ってことか?
やはりプリキュアが負け続けて、最後の最後で逆転、という話を映画の尺で見せられるとストレスが溜まる面は否めないのだが、プリキュアに助けを求めたカエル戦士の方に感情移入して見ると存外熱い作品かも知れぬ。
久しぶりに見ると最近ではおむつみたいなスコートはみ出させながら戦ってたり、スパッツ履いてるからまくれていいや、と言うような感じでだらしなくなっているスカートが鉄壁の防御っぷりを見せていてなんか熱い!(笑)

 また、船の墓場での格闘シーンなど素敵モーションが堪能できるが、前述の通り結局負けますのでストレスたまる。また、プリキュアは必ず敵の攻撃をガードする決まりらしいが、存外顔面に大爆発攻撃をうける、とかそういうカットもありますね。
 
 逆転シーンで炸裂する劇場版限定必殺技、プリキュア真空カッター(と言う名前かどうかは知らない)とか格好いい!

…でもこの劇場版限定パワーアップフォームはないよな(笑)

 深夜のテンションなら、ミラクルライトが登場しない本作でも光の洪水が巻き起こるシーンだと思いますが、まだそんなに皆温まってません(笑)
 
 

「映画ふたりはプリキュア Splash☆Star チクタク危機一髪」

 これまた結局プリキュアが勝てないサーロインとの初戦での動きがやたらいいが、その後色々あってもう一度変身したら即光線で決着、というあたりアクション映画を期待してると肩すかしをくらう面も。
 その辺は同時上映のデジモンセイバーズ(後に鏡の国、お菓子の国でも監督を務める長峯達也監督作品)がアクションに特化して素晴らしかったので少々食いたり無さもあるんだけど、やはり盛り上がりすぎるいちゃいちゃシーンが見所か(笑)
 
 しかし前述のやけに動きのいいシーンは明らかにオーバークオリティ。こんな1秒くらいしかない起きあがりシーンにこんな枚数用意しなくても…まあコンピュータ作画だとコピペして一部ちょこっとずらす的な場面はやりやすくなってるとは思いますが、それにしても…


 
あとなんだか執拗にパーフェクトを表すポーズをアピールしまくるサーロインさんが何か微笑ましい(笑)

 

「映画Yes!プリキュア5 GoGo! お菓子の国のハッピーバースデー」

 ここら辺から観客のテンションもだいぶん面白くなってくる(笑)
 ミラクルライトについて解説する前説フィルムの段階でミルクの呼びかけに元気よく野太い声で「こんにちわー」と返事をする会場一杯の大きなお友達(笑)

 もちろんココナッツ・メタモルフォーゼのシーンもいきなりミラクルライトの洪水!(笑)

 まあ音声を併せるとやっぱり笑っちゃうしかないんですが、普段の映画館では見ることの出来ない、プリキュアを応援する光の洪水はそれなりに感動的なものではあります。
 
 多かれ少なかれ他の作品でもやってはいますが、本作品はミラクルライトの奇跡が頻繁に描かれる作品でその辺の積み重ねからのラストのミラクルライトによるフォームチェンジはやはり盛り上がります。

 お菓子の国の大人達も「ドリーム!ドリーム!」と叫びながらミラクルライトを振りますので…映画館の大人達も黙って居る訳がありません。
 この辺になるともう疲労感や眠気や、プリキュア連続鑑賞によるテンションアップなどで客席おかしくなってますので(最初からおかしいよw)実に声援のテンション高いです。
 
 このあたりになってくると尺の取り方がアクション映画として実にいい感じです。
 反面渋い声で美味しいお菓子が食べたくて仕方ないだけのムシバーンが結構情けなく見えるのですが、デザート女王の涙を見るに、画面に映ってないところですさまじいドラマがありそうなんですよね、あの二人。
 その辺ジェンダー論に絡めて語ってる方が素敵な考察を繰り広げていたりしたのですが、おかげでラストにそそり立つ塔がもう男根以外の何物にも見えなくなるという弊害も(笑)
 ところでこのシーン馬越さんのカットなんだな、というのを今になって気付いたよ!

レモネードちっちゃく1コマしか入ってないよ、くらいに思ってた!ぬるいアニメファンだ。 

「映画フレッシュプリキュア! おもちゃの国は危険がいっぱい」

 これまた前説での大きなお友達のテンションがおかしい(笑)
 タルやんの「みんなーこーんにーちわーやでー」に「こーんにーちわーやでー」で全員で返すとかどういう訓練受けてきたんだ、みんな。
 
 ただ、前にも書いた通り、どうしてもフレッシュプリキュア自体がもはや飽きられて捨てられた玩具そのものにしか見えないので、捨てられた玩具の化身、トイ魔神を説得するシーンに寒さを感じてしまうのだった。
 割とプリキュアン的に評判良かったんですけども。
 相変わらず”心が鬼のプリキュア”ことキュアベリーさんの心が鬼っぷりが素敵

 
 …この辺の休憩で最前列に座っていた鷲尾天プロデューサーが席を立ったっきり戻ってこなかったので、ああ、ご老人には辛い時間かな…とか思っていたらこの後ASDXのあたりの休憩の後で大塚監督との対談に出演するのだった。打ち合わせだった、て事かしら。アニメ関係者は夜強いぜ!(笑)

「映画ハートキャッチプリキュア! 花の都でファッションショーですか!?」

 綺麗事をいいながら、会社のために必死で働く大人を皆殺しにしてきたプリキュア5の残酷さ、というのはあまり話題に上ることがありませんが(個人的にはきれいに終わるまどか☆マギカよりある面ではよっぽど残酷な番組だったと思う)、サラマンダー男爵の魔力を打ち砕いてあたり一面に花を咲かせる本作のラストシーンの美しさは実に良かった。
 何かと憎まれ口を叩くサラマンダー男爵だが、実は初対面の段階から結構オリヴィエを可愛がってたりして、彼が心を持った存在である、という描写がなされているんだよね。
 しかしやはりアクションの勢いでダイナミックに各部が変形したり、極端なパースで動きを強調したりする馬越動画がすげえ!コマ送りしがいがある!






 これ、ヒットした瞬間を画面に映してないだけで完全に敵の攻撃が直接プリキュアに当たってはいけませんの法則を外したシーンですね。どう見てもガード間に合わない。
 そんなオリヴィエにおびえ、立ち向かうマリンとは対照的に、全力でけっ飛ばされたにも関わらずあくまで彼を抱きしめるブロッサムさんマジ天使やで! 
 
 なお、この辺になると会場完全に出来上がっていて(多分アルコールは一滴も入ってないが)OPの段階で手拍子巻き起こったり、合いの手入ったり、もうカオスだ!
ただ、そっちに一生懸命になると画面がおろそかになってせっかくの素敵カメラワークが堪能できなかったりとかはあるよね(体験談w)

映画プリキュアオールスターズDXみんなともだちっ☆奇跡の全員大集合!

 まー正直色んなプリキュアが出るものの終盤まで別行動で交流が無い、というのは寂しいかな。
これやっぱナイトメア本社ビルだろ(笑)

 あとどう見てもタルトがみなとみらいからパルミエ王国まで走って移動してるように見えるんですけど横浜にあるんですか?あのぬいぐるみ王国は(笑)


 あ、もふもふ軍団の方は早い段階でオールスター共演を果たしちゃってます。

映画プリキュアオールスターズDX2希望の光レインボージュエルを守れ!

 前作でプリキュア同士の交流が生まれたのでのっけからフレッシュ組とハートキャッチコンビが仲良くしてていい感じ!

 始まったばかりなのにちょっと個人的な事情からつい観覧車のシーンでつい涙ぐむ私。

  ブンビーさんの台詞のシーンでは謎の拍手が巻き起こる(笑)
俺的にはウラガノスが喋るシーンで、ああ、中の人が同じだからブンビーさんにも台詞が回ってきたんだな、と言うのが分かるシーンの方が可笑しいんですが。

映画プリキュアオールスターズDX3未来にとどけ!世界をつなぐ☆虹色の花

 本作は番組内のチームをばらして、他の番組のプリキュアと共闘する展開が熱い!
が、おもしろチームに意外になじんじゃったキュアムーンライトさんに全部もって行かれた感もw
 ただしやっぱりラストはなんかもやもやしたなんかわからんもんに光線浴びせて撃退、ってアクション映画としてはイマイチ盛り上がりに欠けるかも、まあもふもふたちとお別れなんて嫌だー!面では充分もりあがるんですが。
 
ていうか正直目は開いて居たけどもう意識朦朧としてたよw

ありがとうがいっぱい

 そういうわけで、大きなお友達のみで盛り上がるプリキュア映画イベント、満喫してまいりました。
このようなイベントに参加できてとても幸せです。制作サイド、ファンも含めてプリキュアに関わるみんなの事が実に愛おしく感じられた夜でした。
 もうプリキュアも8年目かよ…俺も歳くうわけだわ…