夕方感想

<これまでのあらすじ>
ネットの噂によると、電脳コイルの本放送が終了したら、次の週からすぐ再放送がはじまるらしい。

電脳コイル23

本当にねえ…素直じゃないなぁ…イサコ様は

お前とは友達になれたのかどうか分からない。私には友達というものがよくわからないから。でも、こんなに近くまで来てくれた他人はお前がはじめてだ。

ヤサコと友達になりたい、って事だよな。ずっと一人で居るとそんな簡単な気持ちも上手く掴めなくなるものです。
ヤサコ視点だと、ハラケンを助けたい彼女にイサコの方が近づいて来たんだもの。

でも、やはり、私が住む世界は進む道が違うんだ

というのは色々迷惑かけたので、気がひけて友達になってくれと言い出せないって事なんだろうし。*1

人と人との間には距離がある。遠い距離が。私と兄さんの間にも…。でもゆっくりと丁寧に探せば隔たりを繋ぐ道が見つかるかもしれない。その道はすごく細くてちょっと目を逸らすとすぐに見失ってしまう。だから必死に目をこらして探さなくちゃならないんだ。道がある事を信じられなくなったらその道は本当に無くなってしまうかもしれない。だから、かならず道はあると信じ続けなくちゃならない。

と、今や実は心根は優しい子なのが分かったイサコさまの口から語られる悔恨は実に生々しい。

ゆっくりと丁寧に隔たりを繋ぐ道を探すのが苦手なタイプは人付き合いをするのも苦痛だが、孤独もやはり苦痛だしねえ。
この辺、この日に公開されたプリキュア5劇場版も同じテーマを扱ってますな。

だが、逆に素直に自分ががこれまで周囲にかけてきた迷惑を後悔しているからこそ、罠の中に一人で飛び込んでいく様な自殺行為に走ったとも言えるか。
例によって先の気になる引きで次週が気になりまする。

*1:このあと「すまない」とストレートな謝罪はするが、許してくれ、とは言わない。許されるはずがない、許されるべきでないと思っているのがイサコの真面目すぎて融通の利かない優しさなのだろう