プリキュアの力の源…なんだか知ってますか?

<これまでのあらすじ>
「なぎさ」「ほのか」と名前で呼び合うまでに2ヶ月もかかったふたりが一度大喧嘩する「ふたりはプリキュア」の第八話はいまだ語りぐさで、プリキュアという概念を代表するエピソードです。
また、キリヤ、満・薫、イース、セイレーンと言った敵方のキャラクターがプリキュアの仲間になるために一度(多分に象徴的な)死を経由せねばならかった*1あたりは、あまり意識されることは少ないように思われますが、これも「プリキュア」という概念を象徴していると思われます。
 
ハピネスチャージプリキュア!
というわけでセイジ君、女の子にサッカーの助っ人頼む前に空手道場の他の男子練習生に頼むわけには行かなかったのか?という19話「サッカー対決!チームプリキュア結成!」から20話「悲しい過去!!キュアフォーチュンの涙」21話「ひめの過去の過ち!怒りのキュアフォーチュン!」22話「新たな変身!?フォーチュンの大いなる願い!」23話「超キンチョー!いおなとひめ、はじめてのおつかい!」24話「いおなコーチのプリキュアパワーアップ大作戦!」と続く流れが実に良くって、何度も見返してみたりします。

めぐみや優子に嫌われるんじゃないかと、なかなかアクシアのことを言い出せないヒメルダが初めて学校に行った時と同じく、対人恐怖症忍者になっちゃう病がぶり返したりしつつも、めぐみとの絆を深め、一話ではサイアークから逃げ出していたキュアプリンセスが、キュアラブリーを救うためにプリンセス・げんこつ・ツインマグナムを繰り出すあたりの成長ぶりが頼もしいです。
そこの手をつないでパートナーとの絆を確かめ合うふたりはプリキュアっぷりもいいよね! 
フォーチュンにあやまらなくちゃ、と必死な表情を見せる捜索シーンも良かった。
 
また、本編ではこれまで一発も有効打が無かった*2プリンセス・弾丸マシンガンが牽制程度とは言え、最強キャラのファントムからキュアフォーチュンを救う場面で機能したあたりもぐっと来る演出でした。
 
一方、そのフォーチュンさん、姫から託されたプリカード*3で戦いを終わらせる事を願うのかと思えば再びプリキュアとして戦うことを願っちゃうあたりの好戦的戦士っぷりに驚くが、どうもこれってその後のチーム加入後の態度の軟化を見るに、ずっと一人で戦ってきたが実は仲間に入れてもらいたかった、とか友達にが欲しかった、とかの思いがありそうです。
 
それにしてもサンシャイン先輩リスペクトのタンバリンおしりパンチかわいいぜ。アラビアンダンサーは表情と言いアクビちゃんが入ってる気がするが、そう言えば上北ふたご先生はプリキュアだけじゃなくてアクビちゃんのコミカライズもやっていたわ…

 
一方、ひめがめぐみやいおなとの絆を深め合う中、ごはんのことしか考えてないように見えるキュアハニーの余りっぷりはちょっと気になってる。このシーンも絶対ごはんのこと思ってるでしょ。

 
それにしても海でビーチバレーするのに水着は着ないんですね!(驚愕)
 
あとプリキュア下着姿にしてコレクションケースに入れて並べてるプリキュアハンターさんのコレクターっぷり、すごいね。きっとあの人番組が終わってからきせかえ遊びしたりしてると思う。駄目だよ、カード燃やしたりしちゃ(笑)

*1:キリヤ君に関しては最終的な生死は不明だが、イルクーボに飲み込まれた時点で彼の「死」が視聴者には意識される。また、一見死亡を経ずにキュアビートに変身するセイレーンだが、その後二度と猫としての正体に戻ることは無く、人間の姿で一生を送る事になる点、やはりセイレーンは死にエレンが生まれたと言える。プリキュアオールスターズ New Stage3でエレンが夢見る幸せな姿が「ただハミィと仲良くこたつで過ごすだけ」であり、もはや猫の姿に戻りたいというキュアビート登場時の意識さえ失っている。

*2:前期ステージショー「おしゃれは大変なことがいっぱい!」ではナマケルダとチョイアークに(たぶん)ヒットして退散させている

*3:カードファイルを一杯にすると望みを叶える特典つき…らしい