世界の車窓から

<これまでのあらすじ>
なんかテレビ放映の頃よりデンライナーの走行シーンの背景がリアルになったような気もしたが、単に同じCG風景映像を上映しても昼間でもバイオハザードを遊びやすい輝度に調整してるうちのテレビよりも薄暗い画を上映する映画館の方がごまかしが効くと言う話なのかもしれぬ。

 
仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー 超電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝 DE エンド・パイレーツ>
結論から言うと青いディエンドが主役なのになんでエピソードイエローなのかの謎は解き明かされないし、トリロジーと銘打ってはいるものの、他の2作と連動しているのは本編に全然関係ないオーナーと駅長のチャーハン対決くらいのものでした。
時間の運行を狂わせる犯罪者を追う時間警察登場、と言うことなら好き放題やってたエピソードレッドのゼロノスが追われるのが自然だし、ディエンドが光写真館の前にたたずむ画はなんどかあったが、士どころか夏みかんも栄次郎も鳴滝さんも出てこないのが露骨に低予算を感じさせてあの番組嫌いだった俺もさすがに寂しい。
 
ディエンドを主役にしてみたところで、特に思い入れを持てないキャラだったからなぁ…というのもね。
この人名前こそ怪盗だけどライダー出して強盗しか犯行パターンが無いので、ルパン三世を見ていて泥棒側を応援してしまうような思い入れは持ちようが無いのだ。
冒頭のデンライナーパスを奪う展開は、この辺を改めていて楽しいのだけれど、そもそも変身の時に虚空から変身ベルトを取り出して腰に巻く作品でパス投げなんかにツッコミ入れても興ざめするだけですよ、っていう問題も孕んでいる。電王なんだしさ…
 
本編の悪役となるのが新ライダーのG電王で…いや…なんだか人造イマジンの暴走描写なんかもちらっと挟まれるものの…生真面目で融通が利かないがあくまで正義漢なんですよ?
それを相手にあんな大げさな必殺技たたき込むとかディエンド、悪魔!
 
でも視聴感は面白かった。
本編と全然関係ない石丸謙二郎のアクションシーン*1のおかげ、ってのはなんとかならんかと思うが(笑)

*1:エピソードイエローってチャーハンか?チャーハンの色なのか?ライダーバトルはおまけでチャーハン対決こそがこの映画の本編なのか?